健康コラム

痛風、みんな誤解してる

2026.08.10

水がいっぱいに入ったコップから水があふれる様子

痛風になったと話すと、必ず聞かれることがあります。

「何を食べたの?」

魚卵を食べて、レバーを食べて、ビールを飲みすぎて——その日の暴飲暴食が引き金になって、翌日いきなり発症する。そんなイメージを持たれている方がとても多いと感じます。

でも実際は、少し違います。

痛風は、ある日突然の暴飲暴食だけで起こるものではなく、何年もかけて血液中の尿酸値がじわじわ高い状態が続き、ある一定のラインを超えたときに発作として表面化するものです。ある日の食事が単独で原因になることは基本的になく、長期間の生活習慣に加えて、遺伝や体質によって尿酸値が上がりやすい人もいます。そうした背景の中で尿酸値が高い状態が続いていた、というのが実際のところです。

例えるなら、コップに少しずつ水を注ぎ続けて、あふれ出るようなもの。「あふれた瞬間」だけを見ると「その日に何かした」ように見えますが、実際はそれまでの何年もの積み重ねの結果です。

そしてコップにすでに水がなみなみと溜まっている状態、つまり尿酸値が高めの人の場合、大量の飲酒や脱水、激しい運動、体調不良などで尿酸値が急に変動すると、それが引き金になって発作が誘発されることがあります。

つまり「魚卵を食べて発症した」という話は、間違いというより半分正解です。その食事そのものが原因というよりは、すでに何年もかけて溜まっていた尿酸値に、その日の変動が引き金として乗っただけ、というのが実際のところです。

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もう一つの誤解が、食べてはいけないものがあるという認識です。

ビール、魚卵、レバーなどのプリン体を多く含む食品は、確かに尿酸値に影響します。ですが、これらを完全に断たなければならないというわけではありません。

大切なのは「量」と「積み重ね」です。少量であれば問題になることは少なく、むしろ日常的に摂り続ける習慣そのものが、長期的に尿酸値を押し上げていく要因になります。

「これを食べたら即発作」ではなく、「これを日常的に摂り続けると、じわじわ蓄積していく。そして尿酸値が高い状態でその食品や飲酒が重なると、発作の引き金になる」。この違いを理解しておくと、必要以上に食事を怖がる必要がなくなります。

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痛風は、突発的な事件ではなく、長い時間をかけて進行する生活習慣病の一つです。

だからこそ、「あの日何を食べたか」だけに注目するのではなく、「これまでどんな生活を続けてきたか」に目を向けることが、本当の意味での対策につながるのだと思います。

起きた瞬間の体は一番の先生

2026.08.07

朝、ベッドから起きて床に足をつく様子

朝、目が覚めた瞬間、あなたの体はすんなり動きます?

ベッドから起きようとしたときに、かかとが痛かったり、腰がこわばっていたり、首が重かったりと、
違和感がある方は多いのではないでしょうか。

「歳のせいかな」と考えてしまいますが、違和感って体が伝える1番のサインなんです。

そのサインを読み取る習慣が、大きな痛みになる前に動けるかを分けてくれます。

【実体験】私もすぐ起きれない時期がありました汗

私の体が悪かった時期は、目覚めてもすぐ起きることができませでした。

まず仰向けのまま膝を横に倒したり、腰をひねったり、痛みや違和感がないかを確認してました。
こわばった部分をほぐしながら、ようやく起きあがってみる。
そんな朝のルーティンをしてましたね。
文字で書くと、ずいぶん慎重です笑。

今は体の状態が整ってるから、スッと起き上がれます。
でも不調だったときは朝の儀式をすることで、「昨日の疲れが残っている」ことを、体が教えてくれたと分かります。

「朝だけだからいい」と放置していた

来院された方の中に、朝ベッドから立ち上がる時に、かかとに違和感を感じる方がいました。

「歩き始めると3分くらいで消えるんです」とのことで、痛みが消えるから放置していたそう。
でも気がつくと足首、ふくらはぎ、腰へと不調が広がっていました。
(広がっていくってことは、悪くなっていったとも言い換えられます)

かかとは体の土台です。
ここに小さなズレが生じると、そこをかばって全身のバランスが変わっていきます。

「朝だけ」「すぐ消える」という症状でも、体はずっとSOSを出していたと考えられます。

朝に観察の時間をつくる

慢性的な不調は、疲労の蓄積によって起こることがほとんどです。
睡眠でしっかり回復できたら、比較的楽なのが朝。

それが朝から体がこわばり、起き上がるのに時間がかかるなら、前日の疲れが抜けきれていないサインです。

提案なんですが、起き上がるまでにかかる時間や、どこが重いのか、
何分で楽になるのかを、意識して観察してみてください。

数日続けると「自分の普通」が見えてきます。
この「普通の状態」をあなたの体の土台にしてください。
もし変わったと感じる違和感が来たなら、それは体からのメッセージです。

大きな痛みになって慌てるのでなく、小さな違和感のうちに見逃さない習慣をつくることが、結果として体を守ることにつながります。

朝の数分が、分かれ目になる

体の不調は一日二日で、できるものではありません。
毎日の小さな疲労が重なり、突然「限界点」を超えて、痛みに変わります。

朝の違和感はそのちょっと手前で、体が出しているサインです。
気づいて早めに対処できれば、大きな痛みになる前に手が打てる。

朝の数分の観察が、その分かれ目になりますよ。
50歳の実体験を、ちょっとだけ信じてみてください。

整体師が痛風になった話

2026.07.28

足首を押さえる男性と「まさか私が、痛風に…!」の文字が入った健康コラム画像

ちょうど1カ月前に人生初の痛風発作になりまして、
久々に、うろたえておりました。

自分への戒めをこめて、記録に残そうと思います。

痛風の経験がある方もない方も、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

最初のサインは「固まり」

6月21日(日)の朝、
右足首が固まったような感覚がありました。

若干の痛みはあったけど、足首を動かしたり、回したりして緩めようとしました。

その後、改善しなかったのですが、強い痛みでなかったため、
「明日は治る」と様子を見ることに。

でも翌朝、起き上がったとたんに激しい痛みが走りました。
歩くのもつらい状態です。
通常8分で着く病院に、20分かけて歩きました。
(歩くスピードが遅すぎるのも、今は笑えます。でもこの時点で、痛風と思ってないんです)

気づかなかった2つの理由(言い訳)

①「痛風は足の親指に出るもの」
②「風が吹いても痛い激痛」

痛みが出たのが足首、発症初日が「若干の痛み」程度だったので、
「痛風らしくない」と勝手に思ってました。

病院では、
「前触れなく急に腫れて・熱を持った関節痛の中年男性は痛風を疑え」
と、言われました笑

私は50歳。中年まっただ中です。

忘れないようにもう一度繰り返します。

「前触れなく急に腫れて・熱を持った関節痛の中年男性は痛風を疑え」
です。

思い返すと…

6月は整体院の営業活動で、居酒屋にいく機会が多い月でした。
人と会えばビールを飲んだり、レバーなど内臓系を食べる機会も通常より多かったです。
(焼肉屋に行ってもレバーを食べていた…)
通常ならほとんど食べないものを、めちゃめちゃ口にしていました汗。

実は20代の頃、尿酸値がかなり高くて最高9.8、通常8以上という数値でした。
もともと尿酸の排出が悪い体質だったのかもしれません。

50歳になって、尿酸を排出する能力が低下した可能性もありますが、
体質的なものと年齢による排出能力の低下、
そこに6月の乱れた食生活が重なったというのが、今回の痛風発作の考察です。

「まだ」は危ない

2026.07.23

朝日の中で温かい飲み物を持つ人の手元

体に違和感を感じたとき、あなたはどうしますか。

「しばらく様子を見よう」
「まだ大丈夫」 
そんなふうに、何週間も過ぎた経験がありませんか?

少し動かすと気になるけど、じっとしていれば痛くない。
忙しいし、大げさにするほどでもない。
そして、ある朝起き上がれないくらいの痛みになっていた。

私のところに来る方は、そんなケースが意外と多いです。

厄介なのは、違和感が続くうちに、その状態が「普通」になってしまうことです。

最初は気になっていた違和感が、いつの間にか当たり前になって、
体が慣れてしまったという状態。

慣れることと、良くなることはまったく別な話です。
「まだ大丈夫」と思っている時点で、体はすでにサインを出していて、
「まだ」は「もう」なのです。

来院された方で、軽いものを持つ時だけ、腰に「ツンッ」とした痛みが走る方がいました。
日常生活に支障はなかったけど、「ぎっくり腰になる前に診てもらおう」と思って来られました。

診てみたら、お腹や太ももの筋肉に少し硬さはあるもの、全体的にはまだ良い状態。
硬くなっているところを緩めながら、自宅でのセルフケアもお伝えして、
施術はその1回で痛みは改善しました。

「こんなに変化が出るものとは思いませんでした」
と、驚かれていたのが印象的でしたね。
(驚いてくれると私はちょっと嬉しくなります)

早く動くことが、その後の変化に影響することが、わかりますか?

体は違和感を感じると、その部分をかばうように体を使います。
かばう姿勢が続くと、次はかばうための筋肉が固まります。

例えば、右の足首が痛くなったとします。
足首をかばって歩くうちに、今度は左のふくらはぎが痛くなる。
さらにふくらはぎをかばうと、次は右のももやお尻の右側まで痛くなる。

こんな風に、痛みが広がっていくことがあります。

痛い部分をかばうことがクセになり、痛みがでる部分が広がっていくと、元に戻すのに時間がとてもかかります。

軽いうちはまだクセが付いていない状態です。
だから治るときも変化が出やすいし、回復も早いです。

では違和感を感じたら、まず何をすればいいのでしょうか。
これは頭の隅に置いておいておくと、意外に安心できます。
答えはシンプルで、「数日で良くなるかどうか」を見てください。

1日、2日で楽になるなら経過を見ていて大丈夫。
でも1週間経っても変わらなかったり、少しずつ悪化していたなら、
体が「自分では戻せない」と伝えているサインです。

この状態なら、一度治療院などの専門家に相談することをおすすめします。

「まだ大丈夫」ではなく「少し気になる」と感じたその瞬間。
それが体を守るための、一番良い行動のタイミングと覚えておいて欲しいです。

お風呂だから気づいた、からだの変化

2026.07.11

お風呂に浮かぶ黄色いアヒルのおもちゃ

最近、体の不調がほとんどなく、セルフケアをする機会がありませんでした。

ところが先日、ヨガの本を見ながらポーズをしていたところ、腰を痛めてしまいました。

本には「腰を痛めやすいので注意してください」と書かれていたのですが、やってしまいました。まさにその通り。

久しぶりの腰痛です。

気になっていた治療院へ行こうとも思いましたが、仕事の都合もあり、今回は自分で治してみることにしました。

久しぶりの腰痛で試したセルフケア

初日:前かがみになると左腰にやや強い痛み

まず、お尻と背中を中心に筋肉をゆるめてみると、痛みは半分くらいまで軽くなりました。

翌朝(2日目):少し痛みが戻る

もう一度、お尻と背中を中心にセルフケアを行うと、さらに痛みは軽減しました。

3日目:少しだけ痛みが戻っていた

休日だったので、お風呂の中で、お腹の奥にある大腰筋や腸骨筋、脇腹の腹斜筋を時間をかけてゆるめました。

すると痛みはほとんどなくなり、残ったのはモヤっとした違和感だけで、かなり回復していました。

お風呂だから気づけたこと

なぜこんなにはっきりと体の変化に気づけたのか。

振り返ってみると、普段からお風呂では電気を消して入るようにしていることも関係していたのかもしれません。

視覚から入る情報が減ることで、指先で触れている感覚や、触れられている体の感覚へ自然と意識が向きます。

さらに、お湯で全身が温まりリラックスすることで、筋肉の表面だけではなく、奥にある深い筋肉の状態まで感じ取りやすくなりました。

自分の体に触れる時間

考えてみると、自分の体にゆっくり触れる時間は、日常生活ではお風呂くらいしかないような気がします。

当院でも、お客様には、まずご自身の体を触ってみるようお伝えしています。

理想は、ご自身で体の変化に気づき、少しずつセルフケアができるようになることです。

そこまでできなくても大丈夫です。

実際に触れてみて、「ここが硬いな」「コリコリしているな」「押すと少し痛いな」と気づくだけでも十分意味があります。

何も感じなかったとしても問題ありません。

ぬるめのお風呂にゆっくり入り、体を温めるだけでも血流は良くなり、体は回復する力を働かせ始めます。

気づきがあっても、なくても、入浴には十分な価値があります。

今夜は、少しだけ体に触れてみませんか

今夜、お風呂に入ったら、少しだけ照明を落として、ご自身の体に触れてみませんか。

肩でも、お腹でも、腰のあたりでも構いません。

少しだけ体に触れてみると、普段は気づかなかった小さな変化に気づくことがあります。

もし硬いところに気づいたら、今日はそこを少しだけゆるめてみてください。

気づかなかったら、それもそれで構いません。

お風呂の時間が、ご自身の体と向き合うきっかけになれば嬉しく思います。

腰が痛いのに、そこが原因じゃない。

2026.07.07

腰に手を当てて痛みを感じている女性

腰が痛いとき、多くの方は「腰そのものが悪い」と思います。
痛い場所に原因があると考えてしまうのですが、それはとても自然なことです。

でも実は痛みが出ている場所と、本当の原因が別なことがあります。
先日、そう感じる出来事がありました。

来院されたのは、10年ほど前に椎間板ヘルニアと診断された方です。
一度は回復したけれど、数年前に管理職へ就いたころから腰痛が再発。
今度は別の場所のヘルニアと診断され、ブロック注射や痛み止めで、しのぎながら生活していました。

初めていらっしゃった日は、腰をかばうように前かがみで歩いていたことを覚えています。
お話を伺っていたら、一つ気になることがありました。
それは、日によって痛みが違うということです。

ヘルニアが原因なら、毎日同じくらい痛むはず。
日によって違うというのは、他の要因が関わっているかもしれないと、お伝えしました。

実際に体を確認すると、腰よりもお腹の奥にある「腸腰筋(ちょうようきん)」といわれる筋肉が硬くなっていました。

腸腰筋は骨盤と腰(腰椎)をつなぐ筋肉で、長時間座ることが多い方ほど硬くなりやすい場所です。
ここが硬いと骨盤が引っ張られ、腰が本来の位置からずれてしまいます。

正常な動きが出来なくなると、腰そのものが悪くなくても、「腰が痛い」と感じることがあるのです。
そこで腸腰筋やお尻、太ももの筋肉を緩めていきました。

すると施術前は右へ傾いていた肩のラインが、その場でまっすぐになりました。

「あの強い痛みが、我慢できる程度まで軽くなった」
と、ご本人も驚かれるほど。
職場では「姿勢がまっすぐになったね」と声をかけられたそうです。

診断名がついていると、すべての答えが出たと思ってしまいます。
名前がつくと安心してしまうものです。
でもあくまで腰痛が始まった「きっかけ」がわかったということで、痛みの原因ではないかもしれません。

ひとの体はすべて繋がっているから、「痛みの場所」と「原因の場所」が違うことがあります。
原因を解決しなければ、いつまでも変わらないことになるかもしれません。
だから痛い場所だけを見るのではなく、全身のバランスを確認することを私は大切にします。

お腹、お尻、太もも、見落とされがちな場所など全部を整えて、原因にアプローチできれば、その場で変化が現れることもあります。

もしこの方のように、診断されてから痛みの強さが日によって違うと感じているなら、一度鏡の前で確認してみてください。

肩の高さが左右で違っていないか。
立ち姿に偏ったクセがないか。
見ることで何か発見があるかもしれません。

腰以外の場所に目を向けることで、気が付くこともありますよ。

小さなサインが大きな痛みになる前に

2026.06.26

小さなサインが大きな痛みになる前に

ぎっくり腰は突然起きます。

荷物を持ち上げた瞬間や、くしゃみをした一瞬、
ふとした動作で激痛が襲って来る。

予測不可だから「魔女の一撃」とも呼ばれます。

でも実際は唐突なケースばかりではなく、最近来院された方が、まさにそれでした。

その方は以前もぎっくり腰の経験がありました。

今回も腰が痛む前日に庭の草むしりをしていて、
少し痛めた感じがあったけれど、「このくらいは大丈夫」と様子を見ていたそうです。

そうしたら翌日に悪化、二日後の朝は起き上がるまで40分もかかるほど、状態が悪くなっていました。

これは「ぎっくり腰だから悪くなった」というのでなく、不調が出たときは必ず「前兆」があったと伝えたいのです。

「いつもより動きが悪い」「少し張っている気がする」

そんな小さな違和感も、実は体からのSOSです。

「休んでください」と伝えてきてるのに、忙しい日常の中で見過ごしてしまっています。

問題なのは、その見過ごしが積み重なることです。

体は限界が近づくほどサインを大きくしていき、ある日突然、爆発したりする。

(実はそういった状況になる人はとても多い)

では、なぜ私たちは体のサインを見過ごしてしまうのか。

それは多くの方は、自分の体に意識を向ける習慣を持っていないからです。

体の小さな違和感は「疲れているだけ」「寝れば治る」という言葉で忘れていきます。
(家族が気が付いていても、忙しいとケアが後回しになったりする)

体の声を聞く習慣があれば「いつもと違う」「このままにしてはいけない」
という意識が自然と育ってきます。

今回のぎっくり腰の方も、前日の違和感ですぐ来院していたら、
二日後に起き上がることができない、ということを避けられたかもしれない。

回復までの時間も、もっと短く済んだはずです。

早く気づいて行動した分だけ、本人が楽になる。

それは痛みを防ぐという話だけでなく、日常を取り戻すスピードにも大きく関わってきます。

体のサインに気づける自分になること。
それが、繰り返す不調から抜け出すための、一番の近道だと私は思います。

痛みを治すより大切なこと

2026.06.21

痛みを治すより大切なこと

私のところには毎日、肩こり・腰痛・頭痛など、さまざまな不調を抱えた方がいらっしゃいます。
ほとんどが「痛みを何とかしたい」という思いで来ています。

とてもよくわかりますが、施術の中で気づいたことがあって、
痛みを治す前に、もっと大切なことがあるのではないか、と。

問診でこんな質問をします。

「どこが、どんなときに、どのくらい痛みますか?」

シンプルな質問。
でもうまく答えられない方が意外と多いです。

肌感覚では、来院される方の3〜4割で、決して少なくない数です。
「なんとなく腰が重い気がする」
「ずっと肩がだるい感じ」

痛みがあるはずなのに、どこがどう痛いのか、よくわからない。
現代の生活では、無理ないことだと思います。
仕事・家事・育児と毎日忙しくて、自分の体に意識を向ける時間は取れない。

痛みや不調に対して、
「疲れているだけ」
「年のせいだから」
と、後回しにしている。

少しずつ、体の声を聞く習慣が失われているんです。
実はこれ、施術中にもはっきり現れます。

最初、ほとんど何も感じないとおっしゃる方が、
施術が進むにつれて、
「あ、なんかここ張ってる」
「ここ触ってもらうと楽になる」
と、少しずつ感覚が戻ってくるんです。

次に、
「なぜここがこんなに固くなってしまったんだろう」
と、疑問が自然に湧いてきます。

その疑問は、日常の中で自分の体をどう使っていたのか、クリアになってくるような感じなんです。
「そういえば最近猫背になってたな」とか、
「デスクワークで同じ姿勢が続いてたな」

そんな感じです。

痛みの原因が遠いところにあるわけではなく、
毎日の習慣の積み重ねの中にあったと気づく方も多い。

こんな気づきが生まれると、施術の効果は変わってきます。

体をほぐしてもらう(受け身)ではなく、
「自分の体を整えていく」というような能動的な意識が生まれるからです。

その意識は、施術後のセルフケア(重要)や、日常の姿勢への関心(とても重要)につながっていくんです。

結果として改善のスピードも、改善後の状態の持続も大きく変わっていくんです。

「体を治してもらう」ではなく、自分の体を自分で理解して整えていくサポートをする。
それが私の施術への思いです。

まず自分の体を知ることから始めましょう。